平織と畔織を配して縞や格子を表した吉野織。
たて畝と緯糸を格子になるように織られた吉野格子。
今から400年ほど前、京都に美貌と知性を兼ね備えた吉野太夫という花魁が
とても気に入っていたことから吉野格子といわれるようになったそうです。
横内佳代子
染織作家 本郷孝文氏の元で染織の技術を極められ、
2001年に独立し光佳染織を立ち上げ20年に渡って
着物愛好家の心を魅了する作品を世に送り続けておられます
代島光子さんと長野県松本市に「光佳染織」を構えて、
「草木染」から「手織り」までお二人で手作業ならではの心温まる作品づくりをされています。
手作業で紡がれた座繰り糸・座繰り玉糸を、
身近で採れる植物染料を中心に染色し着尺や帯地を織りあげていきます。
草木染め・手織ででしか味わうことの出来ない素朴な美しさとぬくもりが心をひきつける魅力があります
自然の恩恵をうけた草木染めからの手織りの帯は自然のぬくもりを感じ、永く着るほど体になじみます。
森田空美さんの「30年きもの 永く愛せる この一枚」にも選出されたのも納得です!
吉野格子 名古屋帯
濃い藍色地に青系の色々な色の糸で格子状に織られております。
真夏以外の季節にお召しいただけます
小紋や無地 紬にコーディネイトしてお出かけや観劇コンサートに
カジュアルからドレッシーな装いにも変化し、着る人の装いの新たな発見が出来る名古屋帯です。
お問い合わせはinfo@wa-kinuya.comまで
作家 横内佳代子
経歴
1963年 長野県松本市生まれ
1986年 東京造形大学デザイン科卒業
1986年 服地のデザインに携わる
1994年 本郷孝文氏に師事
2001年 光佳染織設立