先日お客様から
「着物で出かけると汚れるような場所に行ってないのに、
帯や着物が汚れているんです。
徳島では気にならなかったけど、
都会で着物を着ていると
いつの間にか汚れがついて・・・
着物の上に着るコート類って大切だわ!」
と、お話されていました。
これも良くあるお客様からのお問い合わせで
「羽織 道中着 道行コートって何が違うの?どれを着たらいいの?
いつ着たらいいですか?」
とよくご質問頂きます。
たとえば
交通機関での移動や電車のベンチ、
人込みの中などで汚れが付く事があります。
小さい細かいホコリや汚れが着用時にはわかりませんが
積もり積もり汚れやシミとなって出てきます。
そんな時、着物や帯を守ってくれるのが
羽織やコート
防寒や防風 着崩れ防止 着物や帯の汚れを防いでくれる
コーディネートの幅がひろがるアイテムです。
羽織と道中着 道行コートの違いを紹介しますね!
羽織
用途としては
洋装でいえば背広やジャケットのようなもの
コートは入り口で脱がないと失礼に当たりますが
羽織は室内でも着用します。(お茶席以外)
脱いでも大丈夫!
羽織紐で前を留めます
前が開いていますので帯・帯〆・帯揚が見え
全体のコーディネートが楽しめます。
道中着
洋装でいえば外出用コート
着物のように前を合わせて着るコート
前に紐が付いているので結んで留めます
同じ生地で作った紐飾りを付けたり
別売りの紐飾りをつけておしゃれを楽しめます。
部屋の中に入る時は道行コートと同じように脱ぐのがマナーです
道行コート
礼装用向きのコートで
道行衿・被布衿・都衿と言われる衿まわりがく大きく開いており
道中着より少しかしこまった装いになります
前をボタンで留めて着用します。
部屋の中に入る時は道中着と同じように脱ぐのがマナーです
最近は小紋地で羽織やコートに仕立るようになり
袷仕立の時は肩裏と呼ばれる裏地もおしゃれな柄が多くなっています
生地の種類によって秋冬・春夏にお召しいただけますので
いつものコーディネート幅が広がりますね
冬の防寒、おしゃれに
春のおしゃれ ほこりよけに
春から重宝する少し透け感のある羽織もの
お持ちの着物に合う
羽織ものを選ぶお手伝いできるので、
いつでもいらっせって下さい!