日本の伝統衣装・着物を美しく
そして快適に着るために欠かせないのが「着付け小物」
着物を着せてもらう時に美容室などで
着付小物の一覧を渡されたけど
「これって何?どこに使うの?」っていうことありませんか?
そんなお悩みを解決するため着付小物の紹介をさせていただきます。
衿芯(えりしん)
長襦袢の衿に入れる芯。
衿の形に合わせた細長い形で、衿周りをスッキリ綺麗に見せてくれます。
素材はプラスチックのものが一般的で、長いのでくるくると丸めて保管します。
小さなアイテムですが、美しい仕上がりにとても大切な小物です。
腰紐 (こしひも)
着物を着るときに丈の位置を決めて、着物を固定する紐
基本的には3本ほどあれば大丈夫ですが、
着用する着物の種類・補正使用・着付けをする人によって使用本数が
変わる場合がありますので美容院などで着せてもらう場合は
本数を確認しておいてください。
素材は正絹 モスリン・ウール 化繊 ゴムベルト など
素材によって使用感が異なりますので、好みの素材で
コーリンベルト
両端に留め具のついたゴムベルトで胸紐の代わりに使う便利アイテムです。
着物や長襦袢の衿に止め衿元の着崩れを防いでくれます。
1本で衿元を押さえてくれ、胸を締め付けない便利なアイテム
長襦袢と着物に1本ずつ 計2本使用します。
前板(まえいた)
帯結びの時に胴前部分に入れる板
帯を締めた時にシワを防いで綺麗に見せてくれます。
「ベルト付き」「ベルト無し」がありますが
自分が使いやすい方をお使いください
伊達〆(だてじめ)
着物や長襦袢の衿元を固定する幅が10~15センチくらいの広い紐のようなアイテム
長襦袢・着物に1本ずつ 計2本必要になります。
コーリンベルトや腰紐の上から伊達〆を巻くことで衿元を整えて着崩れ防止になります。
締め加減に注意して締めすぎると帯を締めた時に苦しくなるので
程よい締め加減で締めてください。
素材も正絹・化繊・マジックベルトなどの素材がありますので
長襦袢には「マジックベルト」
着物には「正絹」または「化繊」など使い分けてもいいでしょう。
帯枕(おびまくら)
帯を結ぶ時に使用する枕型の和装小物
帯を背中に固定したり帯姿を立体的に見せてくれます。
大きさもいろいろあり
フォーマルなシーンには大きめで厚めの帯枕
カジュアルなシーンには小さめで薄めの帯枕
振袖などの変わり結びには蛤(はまぐり)型の帯枕もおすすめ