縄文様 九寸帯
上村米重(かみむら・よねしげ)作
2本のひもがが絡まった、縄とする大
胆な構図
2元的な結びつきが力強さを現し、帯の中心に大きく抽象化されている。
着物との関係は、主張するようで着物に溶け込むが、
着物の雰囲気を変えてしまう力を持つ帯です。
染の着物にもよく合うが、今回は珍色の久米島紬の上に。
鈍た錆赤茶色によく合います。
工芸のにおいを持ち合わせ逸品
上村米重(かみむら・よねしげ)
1950年11月10日生まれ、京都在住。
1994年、第49回新匠工芸会「入選」から始まり、
2001年、第46回才芸美術展「近畿経済産業局賞」まで、毎年各賞を受賞する。
1995年に、京都使節団としてイタリアを訪問。