ガラ紡は臥雲辰致という人が1876年に考案された紡績機で、私も今から実物を愛知県で10年ほど前に見て以来。

綿を綿糸にする機械だが糸の作り方が特徴的で、布団の綿のように広げた物を、パタンパタンと畳む機械があり、四角く広げた綿が筒状に形が整えられ、それを金属のシリンダーに差し込んで、シンダーの上部から糸を引き出し巻き取っていく。

糸を巻き取っていく時に「ガラガラ」いうのでガラ紡とい云われ、紡いでいく時にあまりテンションがかからないので、空気を含んだふぁわっとした柔らかい糸になる。

当時日本に現存するのが3台とか4台とか言われて、まだあるかなと思ったら、ラオスに行っていたとは、移設するのは古い機械なのでずいぶんご苦労があったと思う。「こんなところに行っていたの」と嬉しくなって、一度ラオスの空でガラガラいっているガラ紡を見たいものです。